酵素って?

酵素は、体の中で起こるほぼすべての反応に関与していますので、体内で作りだされる酵素の量が少なくなると、体の調子も悪くなってしまう可能性があります。他のたんぱく質と同様に、酵素は、体の中で、遺伝子の情報に基づいて合成されていますが、歳を取るにつれて酵素を合成する力も衰えてきます。そのため、高齢者は消化や代謝の力が弱くなってしまいます。
 食品由来の酵素を摂取して消化を助けてもらうことについては、まだ議論の余地が残っているものの、食べたものを消化吸収するためには多くのエネルギーが必要であり、過剰な食品を消化しなければならない状況は胃や腸などの消化器官に負担をかけることは事実です。とくに高齢者は消化器官に負担をかけないためにも、腹八分目に気を付けた食事をすることは健康のためには大切なことです。